10_発症から入院まで

2回めの診察 手術が決定(痔ろう8日目)後編

いよいよ痔ろうの手術入院が決まってしまいました。MRIでの精密検査も勧められましたが、痔ろうは間違いないだろうという事なので一気に手術をする事を決めました。痔ろう根治手術の日程が決まり、手術をうける準備として『手術前検査』に挑みます。

1. 手術前健康診断とは

手術をするために必要な検査一式を指します。
具体的な手術前検査項目は以下の通りです。

  • 先生の診断(済み)
  • レントゲン(胸部と腰回り2箇所)
  • 心電図
  • 検尿
  • 採血
  • 血止め検査

実は何をやるか初めに知らされなかったので終わって初めて全行程が判明しました(笑)

 

2. 手術前健康診断開始

看護師さんの言うとおりに検査を消化していきます。

 

2.1 採血

採血は脳貧血になりやすい先生が指示を出してくださり寝ながら採取して頂きました。採取瓶に5本摂ると言われたのでかなり不安になりましたが全く問題ありません。やはり寝ながらやると大丈夫な様です。

5分もかからず採血が終わりました。

2.2 採血後のスキマ時間で入院の説明

看護士「しばらく安静に寝ていてください。その間に入院の案内をしますね。」
私「お願いします。」

看護士「入院に必要なものはこの中に書いていますので持ってきてください。なお、痔の手術の方はこれを持ってきて欲しいのですが誰か…えぇと…」
看護士さんがとても言いにくそうにされているその指の先には

「生理用ナプキン夜用」

と書かれていました。看護士さんが言いにくそうにされているのは、恥ずかしいからではなく、男の私に買いに行けという事を伝えなければならないからだと気付きました。

私「嫁に買ってきてもらいますね」
看護士「そう!嫁さんに買ってきてもらってきてくださいね!3枚ほど必要になります。」

嫁がいると分かったので安心された、ようです(笑)
しかし、3枚ごときで足りるのでしょうか?私の予習では1日3回は交換していたからもっと要りそうな気がしたのですが。

私「パジャマとありますが病室とか廊下は寒いですか?」
看護士「いえ、全館空調なんでここと同じ感じですよ」

私はニットとヒートテックという格好でしたが全く寒くありません。そもそも入院中はほとんどベッドの上で過ごすのであまり厚着は必要ないのかもしれません。

看護士「後はパンフレットを一度通して読んでおいてくださいね。次は検尿と止血検査があります。隣の部屋でやりますね」

 

2.3 止血検査

パンフレット一式をかばんに収納し隣の部屋にうつります。今度は男性の医師の方が担当です。

止血検査は耳をわずかに傷つけて血が何秒で止まるかを検査します。
これも貧血になりそうで心配です…。
でも横になって出来なさそうな検査だし、目に見えない所なので大丈夫だと踏んで頑張る事にしました。

先生は淡々と耳を消毒して、何やら器具を用意されています。

先生「はい、ちくっとしますよ〜」

そう言い終わるやいなや、耳を痛みが襲います。

「ブチッ!!」

耳に限りなく近い場所なので音がリアルで一気に貧血になりそうな気がしましたが、なんとか大丈夫でした。

その後は血が何秒で止まるかをストップウォッチで測って、ある程度止まったらガーゼを貼っておしまいです。

血が垂れていることをあまり意識すると気が飛びそうだったので、ずっと手術までの用意の段取りを考えていました。

 

2.4 尿検査

最後は検尿です。

トイレでコップに採取し提出して全検査が終了しました。

お会計と薬の受け取り

後はお会計と薬の受け取りです。

先生に下痢が続くと手術しても再発してしまう事を心配している胸相談した結果、整腸剤を試してみようということになりました。
その結果この日、処方された薬は以下の通りです。

処方されたお薬

・ビオフェルミン配合散
腸の働きを整える。薬価:6.2円 後発薬は無し
・セレキノン錠 100mg
消化管の働きを整え、吐き気などを抑え食欲不振を改善する。下痢や便秘の症状を改善する。薬価16.4円

 

たった1時間程度で手術日まで確定してしまいました。もうこれで逃げられません。

後は覚悟を決めて手術を成功させるのみです。その為には、仕事の引き継ぎやら入院の用意を済ませなければなりません。忙しくなるぞ〜。
この日のお会計

病院診察料:7,180円
お薬代:720円
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合計:7,900円
これまでの医療費累計:10,380円

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