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痔ろう手術当日(入院1日目) 後編その2

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血なまぐさい話を聞くだけで脳貧血を起こしてしまう私が、なんとか痔ろう根治から無事に生還し病室へと帰ります。その気分はとても晴れやかです。しかし、痔ろうの治療は手術後がとても大事なのです。

 

15:00 手術室からの生還

手術室にある時計に目をやると15時でした。病室を出たのが14:15でしたからおおよそ45分しか経過していません。

医師さん1「じゃぁ、病室のベッドに移りますね。下半身はサポートしますので上半身だけ起き上がって転がって移動できそうですか?」
私「やってみます!」

手術が終わったとわかって急に元気なる私。起き上がって恐る恐るベッドの上を転がります。

医師さん1「そうそう、上手です!」

無事に隣につけられた病室のベッドに移ることが出来ました。

その時初めて気がついたのですが、下半身がはだけて裸状態です。
手術中は手術着がめくられて専用の布の様なものが掛けられていたのですが、今は布が避けられてすべて見える状態になっています。

A先生も既に手術室を出られて今は女性の医師さんお二人しかおられません。

正直かなり恥ずかしい状況なのですが、下半身が全く動かない為、どうしようもありません。

息子が反応しないか一瞬だけ不安がよぎりましたが、お尻の状態のほうが気になって幸いにもそれどころではありませんでした。

(でも、後からよく考えると腰椎麻酔しているのでそもそも稼働することは無いですね!)

医師さんお二人がかりでおむつをつけてくださいます。

お尻をカットし、血や滲出液が出ること、これから5時間の安静時間になり動くことが出来ないことなどの為、おむつが必須なのです。

赤ちゃん時代から30年以上生き、再びおむつ生活に戻ってきてしまいました。

オムツ着用が終わると、いよいよ手術室から生還です!

医師さん二人でベッドを押して手術室から運びだされていきます!

別の患者さんとすれ違う

手術室の前室には既に次の手術を待つ患者さんが、私と同じようにベッドに横たわってスタンバイされていました。

体を起こせず、顔が見えませんが心のなかで(手術は思ったより怖くありませんでしたよ!頑張って下さい!)とエールを送ります。

医師さんが患者さんといくつか確認をされた後、手術室へと運び込まれていきました。

反対に私は前室からさらにの外へ運びだされていきます。

 

担当医のA先生との会話

前室のさらに外をベッドで運ばれていくと担当医であるAが書物をしているのが見えました。おそらく私の手術に関する記録だと推測されます。

そして、A先生がこちらにあるいてこられ、手術の結果を教えて下さいました。

A先生「やはり、お尻の後ろ側から1本瘻管が走っていましたので、それを撮るために瘻管から左に向かって大きめにカットしています。この方が治りが早く綺麗に治りますよ」

そういって、カメラを取り出し、お尻のBefore/Afterの映像を見せてくださいました。

一瞬、見たら倒れるんじゃないかと不安になったのですが、なぜかその時の私は、断ることをせず、素直に画像を見ることを選びました。

Beforeは、この数週間で見慣れた私のお尻でしたが、Afterは肛門の下からしずく型に繰り抜かれた痕があります。

あぁ、本当に手術したんだなぁという実感が湧いてきます。

特に気分が悪くなることもなく、先生に御礼を言うと再びベッドは次の部屋に運ばれていきました。

 

看護師さんを待つ

医師さん2と一般病棟に続く部屋で看護師さんを待ちます。

私「いつもあんな感じで音楽が流れているんですか?」
医師さん2「そうなんですよ。50代の先生の時なんか演歌が流れてたりしますよ」

手術室は命のやりとりが行われるような壮絶な現場でも有りますが、輸血すらしない簡単な手術であれば懐メロや演歌が流れるような和やかな現場なのですね。

医師さんとお話している間に、扉があき看護士さんがお迎えに来てくださいました。

看護士さん「お疲れ様でした~!あ、私さん手術前と比べて断然顔色が良いですね!」
私を手術室まで運んでくださった看護士さんとの再開です。
私「そうですか?無事に生きて帰ってこれました!」

手術して出血したのに顔色が良くなるというのもおかしな話ではありますが、渡しの場合はまさにその通りだったのでしょう。
看護士さん「じゃあ、お部屋にもどりましょうね~」

また看護士さんにベッドを押してもらい病室に戻ります。
途中で見えた曇天は同じ色の雲でしたが、行きに比べてどこか少し明るく見えたのは気がしたのでした。

 

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