46_痔ろうQ&A(手術編)

手術が怖いのですが鎮静剤は使用してもらえますか

Q.手術が怖いのですが鎮静剤は使用してもらえますか

A.状況を見て投与してもらえます

手術となると誰でも緊張して恐怖を感じるものです。手術中に緊張しすぎて血が止まらなくなったらどうしようなんて心配をする人も少なくありません。『鎮静剤』を使えばその恐怖も和らげる事が可能です。

しかし、鎮静剤を使うと体の反射能力も低下してしまいます。うつ伏せで行う痔ろう手術の場合、喉が圧迫され息が止まってっも反射が起こらずそのまま死んでしまう可能性があり、痔ろう手術では危険性が高い為、鎮静剤の使用は適していません。

この為、痔ろう手術では手術中に著しく不安を生じバイタル(血圧、脈拍、体温などのモニター状況)が悪化した場合にだけ鎮静剤を投与し、注意深く観察をしながら手術を継続させます。

私も、手術前は大変恐怖心が有り、手術中に貧血を起こすんじゃないかと心配して主治医の先生に鎮静剤の投与をお願いしましたが、結局手術は一瞬で恐怖を感じるまもなく終了した為、鎮静剤の出番はありませんでした。

手術に強い恐怖を感じる方は、保険の意味で主治医の先生に鎮静剤の準備をお願いすると良いと思いますが、実際に始まってしまえば『なぁんだこんな程度か』と感じると思いますよ。

 

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