Q.痔ろうの手術後、回復を早くするにはどうすればよいですか
A.4つの決まりを守ると回復力を最大限に発揮することが出来ます
痔ろう手術後の後の回復は、術式にかかわらず基本的には自己再生能力で傷を治していくことになります。
自己再生能力を最大限に発揮するには以下4点の決まりを守ることが重要です。
- 正しく薬を服用、塗布する
- 患部を清潔に保ち化膿を防ぐ
- お風呂や座浴を多ない血行を促進させる
- 不安定なお通じを防ぎ肛門への負荷を下げる
1. 正しく薬を服用、塗布する
病院で処方される薬は、傷を治す補助をしてくれる重要な要素です。かならず主治医に指示されたとおりにサボらず使用しましょう。
私は、手術後1か月後から処方された座薬を使用するの面倒がった為、約2ヶ月後の検診でも滲出液が止まらず診察がもう1ヶ月先まで通う羽目になってしまいました。
もしちゃんと薬を塗っていれば診察は1回少なく済んだはずです。ぜひサボらず塗るようにしましょう。
2. 患部を清潔に保ち化膿を防ぐ
痔ろう手術後に怖いのは傷口が不衛生になり化膿してしまうことです。
化膿してしまう事により傷が悪化する他、合併症などの危険性が高まります。
なるべく排便後はウォシュレット、携帯ウォシュレット、流せるウェットティッシュなどで肛門を清潔に保ちましょう。
3. お風呂や座浴を多ない血行を促進させる
自己再生能力を最大限に発揮するためには、血行促進が効果的です。
1日に1度と言わず朝、昼、晩、寝る前と可能な限り何度もお風呂にはいることで血行が促進され、自己再生能力が最大限に発揮されます。
4. 不安定なお通じなどを防ぎ肛門への負荷を下げる
意外と忘れられがちなのがこの「肛門への負荷を下げる」ということです。
肛門に負荷がかかる一番の要素は排便に関わる以下の2つです。
- 不安定なお通じが勢い良く出ることにより傷に圧力がかかる
- 便秘による固い便が通過することにより傷に圧力がかかる
いずれも不安定なお通じなど腸の働きが正常でない事が大きな原因となります。
不安定なお通じを繰り返すとどうなるのか
また、不安定なお通じを放置すると苦労して手術で治療した痔ろうが再発する可能性が高くなります。
痔ろう手術後は再発防止を兼ねて不安定なお通じを改善することが必須なのです。
苦労して手術を受け治療した痔ろうがいとも簡単に再発してしまうのです。
もし不安定なお通じを改善する自信がなければ私が試した不安定なお通じ対策を以下で紹介していますので参考にしてみてください。