Q.滲出液はいつまで出ますか
A.シートン法ならゴムが取れるまで、開放切開術、くり抜き法なら2週間から3ヶ月
滲出液が出る期間は手術で出来た傷が回復するまでの期間に相当します。滲出液が出ているということはまだ傷が癒えていないということですね。
では、どの程度の期間で手術の傷は回復するのでしょうか。
シートン法の場合
滲出液は傷口で露出した血管から浸透してくるものです。この為、傷口が再生しふさがるまで出続けます。
シートン法はゴムが入っている間は体を傷つけ続ける為、ゴムが取れるまでは滲出液が出続けます。
ゴムが取れるまでは3ヶ月から1年程かかりますのでかなりの長丁場となります。
解放切開術、くり抜き法の場合
一方で解放切開術、くり抜き法では手術で切開、切除した部分が再生すれば滲出液は止まります。早ければ2週間、長くて3ヶ月程度です。
期間に大きな差がありますが、どの程度集中的に治す環境が作れるかで治るまでの時間が変化します。
具体的に以下の様な要素です。
- 正しく薬を服用、塗布する
- 患部を清潔に保ち化膿を防ぐ
- お風呂や座浴を多ない血行を促進させる
- 下痢などを防ぎ肛門への負荷を下げる
詳しくは「痔ろうの手術後、回復を早くするにはどうすればよいですか」で紹介していますので参考にしてみてください。