痔ろうになってしまったらやる事は1つ。いち早く手術を受ける事です。比較的簡単な痔ろう手術ですが、その日取りはどうやって決めたら良いのでしょうか。私の経験からお教えします。
重要な事は5点
痔ろうの手術を受けた経験から重要な要素は以下の5点です。
注意ポイント
- 手術の予約が取れること
- 手術後3日程度入院出来ること
- 手術後1週間ほど休みが取れること
- 手術後1ヶ月ほど急な運動が不要なこと
- 半年から1年程度、月1回通院できること
1. 手術の予約が取れること
まずは手術をしてくれる先生と手術室の予定が取れる事が最重要です。ほとんどの病院では手術日が限られており、患者数の多い病院では手術室も順番待ちになります。希望する日にすぐ手術を受けられるかどうかは聞いてみないとわかりません。受けられる日の候補をいくつかもらって自身の都合と照らし合わせると良いでしょう。
2. 手術後3日程度入院出来ること
入院期間は症状と手術の方法で変わります。もっとも長いのは開放切開術とくり抜き法で3日程度は入院が必要になります。(シートン法は日帰りOKの場合もあります)
3日は家に帰れないので緊急の用事などが無いかを確認しておきましょう。
3. 手術後1週間ほど休みが取れること
必須ではありませんが、治りを早く確実にしたければ1週間ほど会社や学校を休んで休養する事をお勧めします。これまでの日常では発生しなかった事柄に対応せねばならず、出先では難易度が上がってしまうためです。具体的には以下の2点が挙げられます。
出血や滲出液への対応
痛みはそれ程ありませんが出血や滲出液がにじむなどの状況に対応しなければならなりません。
これらの状況は生理用品で対応することになるのです。女性であれば問題ないとおもいますが男性は一通り苦労する事になります。(私も大変でした・・・)
排便後の対応
また、排便の後は綺麗に洗浄する事が望ましいです。自宅であればウオシュレットやハンドウォッシュを用意するのも難しくありません。しかし、外出しているとそうもいきません。清潔を保つためには自宅に留まるのが懸命です。
身体を疲労させない
痔ろう手術後の基本的な治療は『自然治癒』です。もちろん様々な薬をもらい回復を後押ししますが、基本は自身の再生能力にかかっています。治療を早めるためには仕事や学校を一時的に休んで静養するのが一番です。寝たきりになる必要はありませんが、外出を控えて身体を使う時間を減らす事が重要です。身体を使うイベントは済ませておくかキャンセルしてしまいましょう。
5. 手術後1ヶ月ほど急な運動が不要なこと
痔ろうの手術後、出血は1週間ほどで止まってきます。しかし、急な運動をすると再び開放創が開き出血する可能性があります。1ヶ月程度は急な運動が必要なイベントは避けておくべきです。
半年から1年程度、月1回通院できること
治癒のスピード次第ですが半年から1年程度は月1回の程度の通院は必要になります。受診しないと薬が貰えず完治が遠のいてしまいます。きっちり医師から指定されるタイミングで受診出来るようにスケジュールを空けておきましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。痔ろう手術の日は手術後に起こるあなたの生活が一部制限されてしまうことになります。無理なく静養出来るようにしっかりスケジュールを調整して望んでくださいね。
痔ろうの手術日を決めるポイント
- 手術の予約が取れること
- 手術後3日程度入院出来ること
- 手術後1週間ほど休みが取れること
- 手術後1ヶ月ほど急な運動が不要なこと
- 半年から1年程度、月1回通院できること