入院と手術が必須となる厄介な痔ろう。でも『生命保険』に入っていればお金の心配はなくなるかも知れません。実際に痔ろう手術で生命保険がいくら貰えるのかお教えします。
痔ろう手術は生命保険の支払対象になります
生命保険はすべての手術が支払対象になる訳ではありません。美容目的の物など治療を目的としない手術は基本的に支払対象になりません。
しかし、痔ろう手術は殆どの保険で支払対象に指定されていますので安心してください。
自分の生命保険で支払い多少かどうかを確認してみよう
念の為、自分が加入している生命保険できちんと支払対象に指定されているかどうか確認しておくと安心です。
各生命保険のホームページで支払対象を確認する場合、手術名から検索できる様になっている会社もあります。その場合は『痔瘻根治手術』で検索してください。
検索結果に『痔瘻根治手術』が支払対象として記載されていればOKです。
ポイント
念の為、手術の前に担当の医師に受ける手術が『痔瘻根治手術』かどうか確認しましょう。
生命保険の保険金計算式
多くの生命保険は以下の計算式で保険金額が確定します。
保険金の計算式
診断一時金+入院給付金+手術給付金
診断一時金
生命保険のランクやオプションによって有無、金額が異なります。安価な生命保険には一時金は含まれていない事も多いです。私の生命保険にも付いていませんでした。
ポイント
痔ろうは診断一時金が降りることはほとんどありません
入院給付金
入院する日数1日あたりいくら支払われるかを決定されます。
主な生命保険では以下のようなパターンがあります。
入院給付金のパターン
- 0円
- 3,000円
- 5,000円
- 10,000円
- 20,000円
痔ろうの手術は2泊程度ですので2日×入院給付金の金額が支給されます。日数が短いので収入の失敗をする必要はないと考えて低額を設定しがちですが、実は次の手術給付金にも入院給付金が計算式に入ってきます。
手術給付金
入院給付金以外にも手術を受けた場合は『手術給付金』が受け取れます。手術キウ付近の計算式は以下の通りです。
手術給付金の計算式
入院給付金×倍率
先程の入院給付金はここにも使用されているんですね。なお、倍率は手術の難易度などにより決定される倍率で、受ける手術によって倍率が変わります。痔ろうの手術は『痔瘻根治治療術』、または『痔瘻根本治療術』と呼ばれます。
ポイント
痔ろうの手術名は『痔瘻根治治療術』、または『痔瘻根本治療術』
倍率は10倍
この2つの手術の倍率は『10倍』で設定されている事が多いです。つまり、手術給付金は『入院給付金×10倍』となります。
入院給付金ごとの手術給付金は以下のとおりです。
入院給付金 | 倍率 | 手術給付金 |
---|---|---|
20,000円 | 10倍 | 200,000円 |
0円 | 10倍 | 0円 |
3,000円 | 10倍 | 30,000円 |
5,000円 | 10倍 | 50,000円 |
10,000円 | 10倍 | 100,000円 |
入院給付金によって受け取れる金額が大きく変わることがわかりますね。
結局いくら受け取れるのか
私の場合、以下の金額を受け取ることが出来ました。
私の受け取った保険金
- 診断一時金:0円
- 入院給付金:5,000円×2日=10,000円
- 手術給付金:5,000円×10倍=50,000円
- 合計:60,000円
ポイント
私が受け取った保険金は60,000円!
退院時に支払った金額は約40,000円でした。入院前後の通院がありますが、それを考えてもプラスマイナスゼロ程度になりました。やはり生命保険の加入は大事な要素ですね。
なお、入院給付金を倍の10,000円に設定していると120,000円を受け取る事ができます。
ポイント
5,000円の入院給付金でも入っていれば費用をトントンにする事ができる!